注入剤(ヒアルロン酸やアクアフィリング)を用いた豊胸後の修正手術とは
ヒアルロン酸豊胸やアクアフィリング豊胸は、ジェル状の充填剤を注射器で注入することにより、
手軽にバストアップできるプチ豊胸術です。
お手軽な反面、しこりや炎症の原因になったり、
場合によっては炎症により乳腺組織の損傷を引き起こし、授乳機能への影響を与える事もあります。
特にアクアフィリングに関しては体内で吸収されずに残り続け、
バストに注入したはずが、大胸筋内、腹部や鼠径部まで移動していたという症例も報告されています。
そのトラブルの多さが近年話題となり、日本美容外科学会（JSAPS）も乳房増大のためのアクアフィリングの使用に
はっきりと反対するスタンスを表明しています。
当院ではこれらの注入剤を新規で用いた豊胸術は行いませんが、修正手術には対応いたします。
こんなお悩みの方におすすめ！
- 注入剤による豊胸を行ったがすぐに元に戻ってしまった
- 何回も繰り返し注入することで硬くしこりのように触れる
- 繰り返し注入する費用を抑えたい
- 赤く腫れたり炎症所見がある
メリット
MERIT
- 注入剤により硬くなったしこりを取り除く
- 異物感や違和感の改善
- 定期的に腫れる症状などの改善
- 注入物を除去してシリコンインプラントに入れ替えを行う
デメリット
DEMERIT
- 注入されている製剤の種類により完全に取り除くのが困難なケースがある
- １回の手術で終わらない可能性がある
| 施術時間 | 症状により異なります。 |
|---|---|
| ダウンタイム | 症状により異なります |
Q＆A
QUESTION ＆ ANSWER
アクアフィリングは発がん性があると聞きましたが本当ですか？
アクアフィリングはアクアフィリングは98％の水分と2％のポリアミドという成分で作られている注入剤です。ポリアミドが発がん性のあるとされる材質とは異なり、現時点では明確な判断は出来ない状態です。よって発がん性に関しては過剰な心配は不要と考えられます。
アクアフィリングは完全に除去することは可能ですか？
注入されてからどのぐらいの時間が経過しているかによりますが、完全に除去することは非常に難しく、粒子レベルでは体内に残存してしまいます。しこりや炎症などの症状の改善を最優先に考えます。
ヒアルロン酸は完全に除去することは可能ですか？
ヒアルロニダーゼというヒアルロン酸を分解する薬剤がありますがこちらも状態により完全に除去することが難しいケースが多いです。
注入剤除去と同時にシリコンインプラント豊胸を行えますか？
炎症やしこりの程度により異なりますが同時に行うことは可能です。